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とらドラ! 第14話「しあわせの手乗りタイガー」

2009.01.10 Saturday 20:18
大河「さ、早く席に着かないと、独身が独身面ぶら下げて独身HRやりにきちゃうわ」

 …ちょっとお殴りさし上げちゃってよろしいっすかね? このアマ。

 女子高生に触ったら幸せになれるとかいう噂が全校に流れるなんて話が、シリーズ仕切り直しの初っ端にくるこの「とらドラ!」を、爽やかラブコメディなどと呼んでいいものでしょうか? そりゃ触れたら幸せにはなれるでしょうよ、その一瞬だけは。その直後から、逮捕だ訴訟だいろいろ不幸なことになると思うけど。
 まあそれはそれとして、前回感想で多少クールダウンしてしまったなどといってた僕ですが、今回スーパーで買った豚肉プレゼントされて、生姜焼き食え、という殺し文句(?)で頬染めしてるバカチー様のおかげで、視聴モチベーションを維持できそうです。まことにありがとうございました。
 このシーンもなあ、世俗離れしたモデルだ芸能人だが、その実生活じみたことの欠如ゆえに、ブラインド・サイドを突っつかれて陥ちる、ってのもパターンっちゃパターンなんだが…男性目線で同じ場面描かれたら、たぶんまたかよ、とうんざりしただろうに、女性目線だと特に違和感も不快感もなく、すんなり納得できるのが自分でも不思議です。なんでだろ? いささか正月ボケで解説も自己分析もいいかげんになっちゃってんので、あんまり深く突っ込めないんですが、竜児のキャラクターがそうさせてんのかな?
 バカチー側の視点で話すなら、学生とモデル業の二足のわらじで、おまけにひとり暮らしともなると、そら、一人前と周囲に見られるように頑張らなくちゃいけないのは当然でしょう。
 親父との関係決裂相成った大河の生活は、およそ竜児という“お母さん”がいなけりゃ話にならず、だからして竜児のおかげで、大河は存分に子供をやってられるんですが…てか、それもこれも彼女の父親自身が子供だからなんですが…、彼みたいな親代わりがいない上に仕事を持ち、自立して生きてる亜美には、子供をやる贅沢は許されないわけで。母親も別に、親失格な人ではなさそうだし。
 あのルックスと、たぶんにあの性格も手伝って、モデルという、人に見られる職業を立派にこなしてる(らしい)彼女にしたら、文化祭の写真を選ぶのにも一喜一憂してるような、お子ちゃまな他生徒とは感覚が違ってるんでしょう。
「誰がわたしの写真を持っていようがどうだっていいし、その写真にどんな思いを持っていようと、それこそたかが写真よ」
 ともさらっといってしまえるんですが、でも、いい代えるならそれって、あの年頃の無邪気なお子ちゃまたちの輪の中には、溶け込みきれないってことになるわけですよね。子供をやれない亜美には、その“子供をやれない”という自覚や責任ゆえに、大人だね、といわれるのは当たり前であり、同時に、その評価を背負わなければならない重さもそれを普段から意識してるしてないに関わりなく、感じているってのはわかる話です。
 つーことで、竜児から、
「ほんと子供だよな」
 といわれた彼女が、ふいに、そんな責任の重さなんかはとっ払っても構わないんだよ、といわれたように感じて、年齢相応の子供に戻ってしまいたい気持ちに揺らいじゃったとしても、無理のない話でしょう。これも、いったのが自他ともに認めるお節介おばさんの竜児だからなんですが…ああそうか、普通の男性目線のラブコメで同じ場面をやられるとうんざりするのは、非日常のヒロインを日常につなぎとめるのに、包容力の足りない普通のお子ちゃま男が、それをやろうとするからなのかも。
 上記の子供だよな、って台詞も、いわれた亜美の拡大解釈的意訳では、おまえを受け止めてやる、ってことだと思うんですが、それをそこらの男子高校生がいったところで、
「はあ? 親がかりのガキがなにいってんの? あんたよりかわたしのほうがよっぽど大人でしょうが」
 となるだろうし。ぶっちゃけ、彼女には同年の男なんて、ほとんど頼りなく見えるんだろうしねえ。

 ところで唐突に話題が変わる上に質問なんですが、今現在、この瞬間この時点で、
「あー俺はわたしは幸せだぁぁぁっっっ!!!」
 と幸福感を満喫していらっしゃる方というのは、どれくらいいるもんなんでしょうか?
 北野たけしが、不幸は現在進行形だけど幸せは過去形だってなこといってた気がするんですが、今俺は不幸だ、苦しい、悲しいって思うことは多々あれど、たいてい幸せというのは、それが過ぎ去ってから、
「あのときは気づかなかったけど、今振り返ってみたらきっとあれって幸せだったんだよなあ」
 と、わかるものなんだと思うんですが。
 んだから、竜児が大河に触れた人は幸せになるというけど、だったら大河自身が幸せになるにはどうしたらいい? って考えたことに対しては、今の時点でしてやれることをしてやんなよ、と答えるのが適切なんじゃないかなと。それで実際に大河が幸せになるかどうかは、そのうちわかるかもしれないし、わからないかもしれない…けどまあ、彼女が大人になって高校時代を振り返ったときに、お節介おばさんなお隣さんでクラスメートに、あれこれ世話を焼かれてた思い出を反芻しながら、
「あのときは気づかなかったけど、あたしって幸せだったんだ」
 と感じる、そんな時がくるかもしれないんだしね。つか、亜美がいってたように、僕も大河は今の時点でじゅうぶんに幸せに見えるっすよ。いや、彼女だけじゃなくて、実乃梨も亜美も北村も、もちろん竜児も。
 後になって懐かしさとか愛しさとか、そんな感情と共にとり出せる記憶づくりを、それと気づかず懸命に、あるいはさりげなくやってる時間そのものが、実のところ幸せの正体なのかも、とか感じたりもするんですが…ただ、どういうわけかその記憶ってのは、なんでこんなこと覚えてるんだ? と自分でも首を捻ってしまうような、くだらないこと、些細なこと、断片的なことだったりもするんですよね。
 ひょっとしたら、この作品の登場人物たちが後に思い出すのも、たとえば亜美が竜児からもらった豚肉だとか、河原で黄昏れてる北村の姿だとか、文化祭の写真を誰と写っているの買おうかと悩んだことだとか、“幸せの手乗りタイガー伝説”なんてしょーもないジンクスにアホみたいに大騒ぎしてたこととか、そんなつまらないものたちだったりして。
 あまりにもつまらなくて、身近で、どうってことのないものでありすぎるから、そのときその場ではあっさり通り過ぎてしまうけど、やがて成長して、幸せをかたちづくっていた時間からも、日常からも、それを分け合っていた人たちからも遠ざかったときに、胸が痛くなるほどの感覚とともに思い返すのが、案外とそれらだったりもします。そのときになってやっと気づくわけなんですけどね…つまらないことのひとつひとつに、“それ”が潜んでいたという事実に。
 なんか、大河や竜児たち“幸せサークル”が、それぞれのささやかな幸せの情景の中にいる今話を見てて、ついつい僕は、
「これはいつまでつづくんだろう? 彼らもいずれ別れる時がくるんだろうか?」
 みたいなこと考えてしまったんですが。異性とつき合ってる最中に、この人とはどんなふうに別れるんだろうとか考えるタイプの人がいますが、それと同じっちゃ同じでしょうか。どうもこういうのは、管理人の悪い癖なんですけど。
 …今回、感想がずいぶんとりとめないな。ちなみに管理人は今、幸せです。岩本ナオの「町でうわさの天狗の子」3巻を買ってきて、これから読むところなんで。
 ずいぶん安上がりに幸せになれるやつだって? うっせーな、んなこたわかってんだよっ。





↑とりとめがないのは実は少し酒が入ってるせいだったりする管理人に、拍手でもひとつよろしく頼まぁ…ヒック。





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