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かんなぎ 第十三幕「仁、デレる」

2008.12.28 Sunday 12:25
 あー、面白かった。

 頭のてっぺんから尻尾の先まで、隙間なく楽しめたシリーズでした。山本監督、構成の倉田さん、その他スタッフの皆様方、本当にありがとうございました。
 終わった途端に次を期待するのもアレな気はしますが、同スタッフによる次回作を楽しみに待ちたいと思います。むろん、それが「かんなぎ」第2シリーズであれば、いうことなしですが。

 原作がまだ連載中とのことなんで、メイン・テーマである”ナギの正体“ってのがアニメで明らかにされることは、もとからそんなに期待してなかったんですけど、この最終話を見たら前々回にもまして、
「正体なんてどうでもよくなくないか?」
 と思えてきました。原作がどういう展開になってるか知らないものの、最終的にはなにもわかりませんでした、って結び方でも案外構わないような気がします。
 つか、信仰ってある意味恋愛感情と同じで、対象が不鮮明でわけがわからなくて神秘的であるほうが、それを強める助けになるんじゃないかな、とか思ったり。信仰=恋愛のたとえ的にいうなら、だからして幼馴染みは不利な立場になっちまいかねないっすね。仁がデレてしまった後じゃ特にですけど、つぐみは敵に塩を送ったかもしらんなあ。今回頑張った彼女には、できれば幸せになってもらいたいもんですが。
 えーと、カラオケ回の頃とかは、残り話数少ないのにこんな脇エピソードやってて、綺麗に締められるんだろうか? と若干不安だったんですけど、終わってみたら原作未完のアニメ・シリーズの第1期としては、申し分ないくらいの綺麗なラストだったと思います。それはいいんですが、おかげで感想的になんも書くことなくなってしまったっちゅーか、本編見たら、あれ以上になんかつけ加えるのも、屋上に屋を架す感じがするっちゅーか…。
 あ、シリーズの地味な隠し味として、チョイ役に大物役者さんが毎回登場するってのがありましたが、今回、島本須美さんは、チョイ役どころか大ラスで美味しいところさらってっちゃいましたね。その割りにはEDクレジットで、“島須美”ってなってたのがアレですけど。
 このブログの方針として、なんだかんだいっても最終話までつき合ったシリーズは、それまで多少の不満があろうがラストの感想では絶対にほめる、というのがあるんですが、「かんなぎ」は、粗に目をつむって無理してほめるようなことは、最初から最後までしなくて済んだ作品でした。ヤマカンお得意の飛び道具的なおふざけが、若干うるさく感じられたことも、なくはなかったんですけど、それもどうこういうほどのもんじゃなかったし。スタッフみんなで楽しんでこのアニメつくってんだな、とわかって、むしろ好印象だったっすよ。
 一部ネットで盛んだったらしいヤマカン・バッシング、特に、
「ヤマカンはパロディしかできない」
 的言辞に関しては、監督がいかにもわかりやすく他アニメ作品からネタを持ってきて作中に釣りとして仕込むもんだから、一部アニメ・マニアはそれに飛びついて、ネタ的に楽しむ以上の騒ぎ方したみたいですけど、実のところ、この「かんなぎ」のパロディ・ベースって、80年代90年代のホーム・コメディであり、アイドル映画であり、さらには小津安二郎だったってのは、見る人が見ればわかることであって(ただし、DVD第1巻のオーディオ・コメンタリーで監督は、自分を黒澤信者だといってますが)。
 単なる思い込みでいうなら、今話のシゲさんも、なんやらアニメ版「時をかける少女」の芳山和子(筒井康隆の原作及び角川映画版の「時かけ」主人公)を個人的に髣髴とさせたんですが。
 あの映画での“魔女おばさん”がまんま原田知世で、それが角川版「時かけ」を見た世代へのアピールであり、おそらくは世代的に細田守監督自身が彼女のファン(アニメ業界には多かったようです、なぜか。ちなみに原田知世が佐倉未来役を演じた「おじゃ魔女どれみドッカ〜ン!」第40話は、細田監督が演出を務めてます)だったんじゃないかと思えるように、ある年代のアニメ・ファンにとって、島本さんはアイドル声優の元祖的存在だったわけで。なんとなくですけど、ヤマカン及び倉田さん的には、大ラスは島本さんに締めてもらおう、っての初めから決めてたことだったんじゃないかな、ってな気がしたりして。
 まあとにかく、パロディとパクリの違いすら、理解され難い状況のある昨今、あれこれいわれながらも見事に初監督シリーズを務め上げられた山本監督には、ご苦労様でしたといいたいです。「かんなぎ」2期をつくってほしいってのは上でもいいましたが、その次くらいには、飛び道具なしの、“素のヤマカン・テイスト”(本来の山本監督はむしろ、オーソドックスな演出を好む方じゃないかと、この「かんなぎ」を見て感じられたので)作品が見られたらなあ、とか期待しています。
 あ、その域に達したかどうかって問いには、
「達していた」
 と、完全保証つきでお答えできるかと。んだから次回作プリーズ。

 さてと、それじゃそろそろ「かんなぎ」の感想を終わらせていただきますか。
 すでに謝辞は述べてますが、あらためてスタッフの皆様、ありがとうございました。それから、管理人の拙い感想記事につき合ってくださった読者の皆様にも感謝を。
 今年は何年かぶりに実家のある太宰府で大晦日と正月を迎えるんで、地元の神様にお参りしようかな、と考えております。今からだと、天満宮は足の踏み場もないくらいに、人だらけ車だらけなんだけどね…。





↑「スケッチブック」を見て盆に帰省したりと、影響のされやすさに我ながらどうなんだと思わなくもない管理人に、よろしければどうぞ拍手でも。





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