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とらドラ! 第12話「大橋高校文化祭(中編)」

2008.12.20 Saturday 17:00
 前回、微妙にそういう感触ありましたが、目端の利く実乃梨があんなに竜児に激怒したってことは、大河パパはどうもやばげな人っぽいっすね。
 個人的にはヒューマン・ドラマの親子関係で、わかりやすく悪者の親を設定すんのは、やめてほしかったんだけどな…。

 おかげで前話での大河と竜児のやりとりにおける感情の齟齬やすれ違いが、
「どっちのいい分が正しいか?」
 という、理屈のやりとりにすり換わっちまいそうなんですが。
 すれ違う感情をどうにかこうにかしてすり合わせていく作業にドラマが生じるのは、それが、どっちのいい分も間違っちゃいないけど…という、“義理と人情の板挟み”的葛藤を伴うからじゃないかなと思うんすけど、大河の親父を悪者にしちゃった場合、そうしたドラマの旨みが薄まって、ぶっちゃけ、理屈の上で申し分ない正当性を持つ大河に、竜児が感情をすり合わせていくのにも、別段苦労やら悩みやらが必要なくなりそうな。
 母子家庭で、望んでも父親とは暮らせない竜児にとっての、
「親子はいっしょに暮らすべきだ」
 という信条(義理)と、
「大河に離れてほしくない。傍にいてほしい」
 という心情(人情)との間には当然矛盾があり、実際、前話はその矛盾が原因となって主役ふたりの関係が危うくなる、って内容だったんですが、それがあっさり解消される展開をつくっちゃったら、悪い意味で視聴者にストレスを与えなくしてしまうかも。
 つか、大河パパを“仮想敵”にして大河と竜児の絆が再確認される、ってのが今後の展開として控えてるのなら、それは、実乃梨と北村をある種の仮想敵とする共同戦線という、今までの関係の、かたちを変えた延長にしかならなくないか? 2クールの折り返し点で、ふたりの関係に質的な変化が見られるかと期待してた管理人には、ちょっとこれは肩透かしかもしらんです。
 うーん、ドラマの拡大再生産は、完結してないシリーズ物の宿命なのかなあ。まあ、まだ危惧が確定したわけではないので、次回以降に期待させていただきますが。

 でだ、単体のエピソードとして視聴した場合では、やっぱ実乃梨のあの激怒っぷりに、頭の中でクエスチョン・マークが浮かんだんですけど。
 ある意味では視点が広がりきった彼女なんで、あえて“親友の大河のため”って心情に自分の視野を固定してるのかなあ、そこら辺はいかにも“女”な部分なのかなあと、割りと無理やりな解釈させていただいてますが、本来彼女みたいなタイプは、大河と竜児、どっちの立場も理解できてしまうから、あんなに感情むき出しにして怒りをぶちまけるのは、たとえそうしたくてもできないんじゃないか、とか思うんだけどなあ。
 まあなんだ、前話の段階で竜児が大河の親父の正体を見抜けるかったら、いくらなんでも無理だろうと思うんで、実乃梨のいい分は客観的にいって無茶ってもんでしょう。ちゃんと見てた!? っつったって、一度や二度会っただけの相手の、どこをどう見ればいいんだと。つか、悪いいい方するなら所詮他人事なんだし。なんで他人の親子関係に他人以上の踏み込み方をしなかったことで非難されなくちゃいけないんだ、と、竜児が不愉快に感じたとしても、致し方ないんじゃないでしょうか。
 いや、致し方ないのは当然だとしても、感情の部分では“致し方ない”と思えないから、竜児は自己嫌悪に陥るわけで、その意味では、実乃梨は実に痛いところを突いたもんだと、変な感心の仕方をしてしまいます。
 実乃梨的には竜児には大河の“他人”であってほしくないからこそ、怒るんでしょうが、だからってその怒りをそのままぶつけるかね。ましてや自分に好意を持ってて、大河ともすでに“他人”としては割り切れない関係になってる竜児に対して。
 痛いところを突いた、っていいましたが、痛いことがわかってて、それを不用意に突っつく真似を、実乃梨みたいな頭のいい女がやるかなあ。わかってなかったとしたら、ただ感情的になっただけなんでしょうが、なら、バカンス・エピソードでいってたような、自分には恋愛はできないんじゃないか、なんて心配は無用ってもんっすよ、みのりん。
 今回はいろいろと、キャラの行動、言動に不可解さが散見できて、感情移入が妨げられてしまった印象ですが、おかげでというかなんというか、今までよりストレートな態度を見せた亜美が、相対的にいい女に見えました。バカチーは今まで、なるべく曖昧だったりはぐらかしだったりな態度とって、自分が傷つかないようにしてたのが、夏休みで吹っ切れるものがあったのか、二学期になってからはずいぶんと前向きに、かつ、男前になったようで。
 たぶん、こっちのが彼女の本質なんでしょうが、竜児に対して、同じ道の少し先をいく、っていったのは、夏休み中につい弱いところを見せちゃったけど、ああいうのは一度きりで、あなたにはもう甘えないし甘えさせてあげない、ってことじゃねーかなと。もっと端的にいうなら、あたしも強くなるからあなたも強くなりなさいよ、と。
 若干ながら先行き不安を感じさせるエピソードでしたが、亜美の漢っぷりのおかげで救われておりました。残り1クールも、彼女メインで見ていけるかもしんないっすね。




↑つか、亜美は猫かぶりしないで素のままのほうが普通に男女にモテそうなんだがとか思った管理人に、よろしければ拍手でもどうぞ。





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