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二十面相の娘 第10話「白髪島」

2008.06.23 Monday 07:15
 ケン兄ちゃんはやっぱりヒースクリフじゃなくてシナイダーのほうっぽいです。

 今回の敵怪人は田中敦子さんでしたが、ってことはあれはリモート義体だったってことでしょうか、少佐?
 孤島での殺人事件ったら「涼宮ハルヒ」でもやってましたが、嵐のために外界と隔絶された環境、しかも戦時中の秘密研究などという物騒なフォークロアがあるともなれば、“孤島症候群”的シチュエーションにはピッタリです…が、そういう場合普通、島にまつわるいい伝えのほうはミスリードで、内部の者の犯行ってのが定番じゃ? ほんとに白髪鬼が犯人ってんじゃ、コナン君がこの場にいても名推理の発揮しようがありません。もうちょい叔母さんが頑張ってくれれば、団長大喜びのシチュエーションが成立するのになあ。
 もっとも、甲板からチコを突き落とそうとするも、13歳の小娘にひと睨みされただけでヘタレてしまう辺り、このボルジア夫人のポテンシャルにもあんま期待できそうにないかも…なんとなく今回登場の少佐、もとい白髪鬼か、以前に登場した香山辺りに殺されて退場も近いような。ま、とにかく、番犬のごとくお嬢様にピッタリくっついて片時も離れなかったトメさんGJです。特にスリップ姿が。
 原作未読なんでなんともいいがたいんですが、チコたちが館に到着しもしないうちに殺人が起こっちゃう辺り、今回はかなり駆け足感がなくもありませんでした。映画に出てくる宝石がマクガフィンとして使われつつ、しかし、その映画撮影の場面は割愛されてたり、チコ、トメさん、叔母、ケンと白髪鬼の実質五人だけで話が回ってて、撮影スタッフはみんな風景扱いだったり、被害者がなんで殺されたのかも、番組見終わった後しばらくしたら思い出せなかったり。本来ならこれ、最低2話くらいかけて語られるべきエピソードなんじゃないでしょうか。
 ま、でもVS白髪鬼の場面がかっこよかったからいいや。この場面、思ったよりじっくり見せてくれましたね。しかも、番組スタッフはチコを痛めつけ苦しめることに、どうも倒錯的な歓びと執着持ってんじゃないかと勘ぐりたくなるような、その、素敵にサディスティックなねっとり演出には、トメさん同様GJというほかありません。
 ああいう凛とした強さを持った女の子だからこそ、そのクールな表情を恐怖と苦痛に歪ませてやりたいというのは、男性全般が潜在的に抱く願望でしょう…そらおまえだけだって声が聞こえてきそうですが、反論には聞く耳持ちませんので悪しからず。つか、今回一番興奮したのはトメさんとチコのスリップや風でスカートがめくれ上がるところや添い寝じゃなくて、チコが手術台に拘束され、白髪鬼に解剖されそうになる場面だったりしたのは秘密です。時勢柄こういう性癖告白はマジでやばい気がしなくもないんですが、深夜番組だからってことでここはひとつお目こぼしを。
 まあ、半分冗談としても、この作品、時代背景や作品カラーのせいで今どきの萌えアニメみたいに露骨にパンチラやら乳揺れやらシャワー・シーンやら出せない代わりに、スリップであったりスカートの裏地であったりと、繰り出されるその萌えエロ分には、なかなかに玄人好みの趣きがあるといえそうです。次回は水着回らしいっすけど、この時代はようやっとビキニ・スタイルが流行り出した頃ですよね? 春華お嬢様はいかにもその手の流行に飛びつきそうですけど、古きよき昭和特有の切れ込みの浅い野暮ったいビキニを、体位の向上した平成娘とはかけ離れた、古きよき昭和特有の野暮ったいモンゴロイド体型の子が着るというのも、なかなかおつなものといえるのではないかと。え? だったらトメさんのあの巨乳は時代的に反則だろって? それはそれ、これはこれ。
 とりあえずエロというのは、適度に陰湿であり、ほどよく退廃的であり、どこかしら不健康であるほうが、より強くそそられるもんがあってよろしいのではないかと思うのですが、“健康的なお色気”を売りにする今どきの萌えエロアニメも、それはそれでいいとして、しかし、そんなんばっかじゃちょっと物足りないという諸兄方には、この作品の谷崎潤一郎的陰影礼賛な萌えエロは、渡りに船、鬼に金棒、新沼健二に伝書鳩(?)といえますまいか。世の中にはこの手のニーズも少ないながらあることをぜひ、萌え産業に従事しておられる方々にはご認識いただきたいと思うこと切であります…なんでこんなに熱弁ふるってんだ、俺?

 どうでもいい話がつづくのはいつものことなんで、今さら突っ込まないでほしいんですが、一応本編に話戻します。
 今回登場した謎の怪人、白髪鬼も、やっぱり二十面相が大戦中にやってた研究に深く関わってたっぽいですな。しかも、“二十面相の娘”に対する微妙な嫉妬の感情らしきものも垣間見えたりして。おじさんモテモテだなあ…。相手は平野さんと田中さんっつーことで、内田さんへの羨望を禁じ得ませんが、一方やさぐれイケメン野郎に変貌を遂げたケンはというと、ボスに見捨てられたといっちゃすね、中学生の娘っ子にストーキング行為を働き、やっと再会叶ったチコが抱きつこうとすると、手で押し返すふりしてさり気に胸にタッチしたりと、二十面相の風下的キャラとしてのいじましさと哀愁を漂わせてて不憫です。つか、チコにおにいちゃん呼ばわりされてんだからじゅうぶん果報者だろうがよっ。
 とはいえ、彼の登場と強敵出現で、チコが本格的に盗賊団時代の精彩をとり戻したっぽいところはありますね。ケンも彼女の目にボスと同じものを見たようだし、ラストの船上での叔母さんの企みも、その眼力のおかげで未然に防げましたし。
 逆にいうと叔母はチコにとって、“二十面相の娘”復帰を促してくれるほどの脅威ではなかったということかも。てか、完全にアウト・オブ・眼中だったんだろうかと。それはそれであの人の立場がないような。一応、財産目当てにせっせと姪の命狙ってんだしさ。
 今回せっかくチコを旅行に連れ出し殺害を試みるも、最後までチャンスをつかみ損ねた淑恵のヘナチョコっぷり見るに、ひょっとしたらこの人は、「タイムボカン」シリーズの三馬鹿みたいなレギュラーやられキャラなんじゃないかと、ちっと思ってしまいました。まあなんだ、頑張れ。相手は怪人クラスも撃退しちまうようなモンスター少女だから、どうせ勝ち目ないだろうけど。
 おじさんが生死不明になってからの「娘」の展開は、張り詰めた緊張感が漂ってていいっすね。この作品への当初の不満が、その乱歩オマージュ的な作品カラーに似合わず、妙に明るく健康的だったってこと考えると、適度に怪奇色あり、サスペンスあり、過剰にならない程度の荒唐無稽さあり、隠微エロありの今は、まさに期待していたものを見せてもらってる感じです。
 ぶっちゃけ現在、アニメ視聴するのにも、ブログで感想記事連載してる三本しか定期的に見れてないというトホホな有様なんですが…しかもこの「二十面相の娘」に関しては、放送時間の頻繁な変更は凶悪といってもいいくらいなんですが、それでも一週間で一番楽しみにしている作品だったりしますんで、どうかスタッフの皆様には、今の調子維持しながら頑張ってもらいたいなと思っております。
 次回も期待させていただきます。





↑WEB拍手コメント見るとうちのブログには女性読者もそれなりにいるらしいのに、こんな記事書いてていいのかと、ごくたまには疑問に思う管理人に拍手でもどうぞ。





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