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二十面相の娘 第2話「東方紅夜」

2008.04.20 Sunday 22:36
 「図書館戦争」と同じく様子見アニメふたつ目。でもなんか、僕的には肌合いがよさそうな気がしてきたかも?

     葡萄から 葡萄酒をつくる
     石炭から 火をつくる
     接吻(くちづけ)から 人間をつくる
     それが 人間の温かい法則だ

     戦争と悲惨に 抗して
     死の危険にも めげず
     ひたすら 自分を守る
     それが 人間の厳しい法則だ

     水を 光に変える
     夢を 現実に変える
     敵を 兄弟に変える
     それが 人間の優しい法則だ

     古くて新しいひとつの法則が
     完全をめざして進んでゆく
     子どものこころの奥から
     最高の理性にいたるまで

                  (ポール・エリュアール「よき正義(法則)」 大島博光訳)


 公式サイトのTRAILERにあるのとは訳がちょい違いますが、まあそんな大きなニュアンスの差はないだろうと。
 それはともかくとして、これは当面、ヒロインのチコに萌えるアニメとして見ていけばいいかな?
 前回エピソードにおいて、冒頭では彼女と彼女を殺そうとしていた叔父夫婦との関係は、どう見たって我がままお嬢様と、彼女のご機嫌をとろうとしている夫婦でしかありませんでした。が、その関係の環の中に、二十面相という異分子が混入することで、偽装されていた本来の関係が暴かれ、最後にはチコ/叔父夫婦の関係性に転倒が起こる、って展開だったかと。
 多くの探偵小説において、こういう“関係性の転倒”ってのは、古典的セオリーなんですけど、萌えアニメ解釈に引っ張ってくるなら、ツン→デレ転換(コンバージョン)的“ギャップ萌え”演出に、これは類似するか、そのまんまだといえるでしょう。
 ツンデレ萌えがなんで成立するかといえば、それは男がストリップに興奮するのと同じ理由でといえるんじゃないでしょうか。女が服を脱いで肉体をあらわにしていく過程は、女が自らを覆っている表層の意識を脱して、特定の相手に素顔(深層の意識)を見せる過程になぞらえることができるかと思うんですが、この場合、服であれ表層の意識であれ、あっさり脱ぎ捨てられたらエロスは半減してしまうわけで、だから、高度なストリッパー=ツンデレは、高度な焦らしのテクニックを備えているべきだというのが、個人的見解です。要は、女性を見たい/知りたい=謎を暴きたい→だからこそ早々にデレられたら興醒めだよ、っちゅー話ですな。
 そういや、中学生当時の僕がミステリに熱中してたのって、自分では意識してなかったけど、やっぱミステリの構造や手法に、セクシュアルなものを感じとってたからか? ま、当時から今まで、一貫してスケベ野郎であるのは確かですが。
 多くの女性が思うほど、男の性欲ってのは単純一辺倒でもなく、ただすっぽんぽんになって股開いてくれりゃおっ勃つってわけでもありません(たぶん)。それよりも、幾重にも重ね着した肉体を、一枚一枚脱がせてあらわにしていく過程のほうに、興奮を覚える男だって、僕含めずいぶんといるでしょう。古来からミステリアスなヒロインが人気を集めやすいのは、ミステリアスなだけに、その神秘のヴェールに隠された素顔を暴いていく行為に、スリルと探究心と、セクシュアルな興奮を覚える男が少なくないからではないかと思えます。

 この「二十面相の娘」のヒロインであるチコも、11歳にしちゃ異様に隠微な雰囲気漂わせてるんですけど、それはどうやら、彼女の顔の見えにくさに原因があるからではないかと。
 もともと喜怒哀楽がはっきりしてる娘ではなく、口数多く自分を語るタイプでもないらしいから、視聴者は彼女の内面に視点を据えるより、外側から観察して、彼女の内面を推察するような視聴スタンスをとることになります。が、当初、盗賊団に入り立ての深窓のご令嬢っちゅーことで、船長みたく使いもんにはなんねーだろうな、と見る側は外からの印象(か細い肉体とか儚げな雰囲気とか)で思うわけで。
 しかし、彼女が瓶を並べて重い貨物を移動させるみたいな、非力ながらも自分なりに盗賊団で役に立とうと頭を働かせるところを見て、当初の印象=先入観にいくぶんかの転倒が生じ、視聴者は彼女の意外な一面を垣間見ることになる、と。
 これは後半の、助けてくれたと思った女が実は…ってのでも同様っすね。やっぱりチコの内面が見えないから、視聴者はあの女を信用しきっていると思うんですが…一途に二十面相を慕う純真な女の子である一方で、その二十面相を守るためなら、したたかにもなれるっていう、そういった多面的な顔を持つところで、僕なんかは、彼女にセクシュアルな関心を刺激させられるんですが。

 これ、平野綾のアイドル番組とか、ただのパロディ・アニメってより、もうちょっと奥深いものがありそうな気がしてきたな。そういう意味でも、多面的な顔を持ってる作品なのかもしれません。
 とりあえず、前回より期待値上げつつ、もうちょっと様子見させていただきます。





↑これを見てると、俺はつくづく犬型ヒロインに弱いんだなあ、と痛感する管理人に、よろしければ拍手でも。





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