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純情ロマンチカ 第1話「事実は小説よりも奇なり」

2008.04.11 Friday 21:41
 腐女子向けアニメを頭から否定する気はないんですが、理解してるふりをする気もありません。とりあえず、その手の方々向けのキャラデザや、題材が揃えてあるだけで、前向きな作品評価をすることは、平均的(たぶん)な性的嗜好しか持たない僕には、絶対できないとまではいわないものの、やっぱそれ相応に困難なわけでして。
 …と思ってたんですけど、こいつはすっと見られました。つか、結構面白かったんですが。

 今日的でおリベラルな恋愛観持つ人たちからすれば、ホモセクシュアルを否定するのは、かっこ悪いことおびただしい話でしょう。だからその種の人々はときに、自分の内面の偏見には気づかないか、気づかないふりをすることが、ままあります。ま、人間っちゅーのはもともと、偏見からは逃れられん生き物なんですけど。
 自分はヘテロな性的嗜好持ってるけど、でも別段ホモも悪いとは思わないよ? そんなんその人らの勝手じゃん、全然いいと思うけどな、といってる人たちが想定する、“その人ら”が、実はあくまで自分の視界に入ってこないところにいる人々…ようするに“他人”であったりすることは割りとあることで。だから、上記のようなことをいったり、いわゆる腐だったりする女子の方々に、
「だったら、もし君らの友人や親、兄弟がそういう人たちだったら? それでも“全然いい”って受け入れられる?」
 って質問を投げかけたら、意外とすぐには答えが返ってこないってこともあったりします。
 かくいう僕にしたって、僕の親父やお袋、姉がもしそういう人だったら、そら、びっくりするし、理性以前の生理的な部分で嫌だなあ、って気持ちになるし、まったく抵抗を覚えないといったら嘘になるでしょう。そんで、自分の中に偏見が存在することを、あらためて確認するでしょう。だからって、その手の人らをあからさまに差別はしませんが。
 問題の切り分け的な話をするなら、偏見と差別とは別のものです。偏見とは対象への感じ方、考え方という、あくまで個人の内面的なフェイズでの問題。差別は対象への接し方、コミュニケーションのとり方等、社会的なフェイズでの問題。
 だから、ホモに偏見持ってるからといって、それが即差別的な行為に反映されるとは限りません。上のたとえでいうなら、家族にその手の人がいたとして、嫌だなあと思うのは偏見であり、その偏見を根拠にそれまでとは違う接し方をするようになるのが差別である、と。人は偏見からは逃れられんけど、せいぜい差別をしないよう、理性を働かせることくらいは、できないといけないんではないかな、と思ったりします。

 この「純情ロマンチカ」第1話は、肉親がホモだった…という話ではないんですが、肉親を虎視眈々と狙ってるホモがいた、ってな話です(違う)。小説やら漫画やらゲームで、もはや昨今じゃ市民権を得た感のあるBLですが、BL的状況が家庭内に及んだらどうなるよ? みたいなお話はどれくらいあるんでしょうか。
 や、そちら方面は疎いなんてもんじゃないんで、なんともいえないんですが、当初、美咲が秋彦に激怒するのは、そら当然ですわな。たとえていうなら俺の姉貴をオカズにして、オナニーぶっこくやつがいた、みたいな話なんだし。それが異性だったとしてもかなり嫌なのに、同性だったりした日にはねえ。
 しかしだ、秋彦的には最初からオナニーであることは百も承知なわけで、自分の想いを慰めるわずかな手段がそれしかない、っつーのも切ない話です。なんとか賞とった(賞の名前からして)純文学作家のくせして、怪しげなイラストが表紙のBL小説を変名でしこしこ書いてるってのが、また切ねーというか。小説家としてはたぶん、書評家の大先生方が口をきわめて褒めそやす、高尚な文学作品よりも、隠れて書いてる安っぽいBL作品のほうが、よほど本音をぶちまけてるんでしょう。
 BL的状況が家庭内に及んだとき、どうなるか? という命題に関しては…まあ、これで描かれているように、おおむね家庭を維持することが、最優先視される結果になるんではないかと。で、大抵の場合、BLな人の嗜好は理解されない傾向にあるんで、愛する人の家庭や幸せを壊さないためにも、結局、秋彦は婚約者連れてきて幸せそうな孝浩に対して、
「おめでとう」
 というしかないんですが。
それを目の当たりにした、美咲君の複雑な思いは、秋彦の想いを受け入れるどころか、気づくことさえなかった兄へのそれであると同時に、当初彼のBL小説を“気持ち悪い”と感じ、激怒した、自分自身にも跳ね返ってくるものなんでしょう。
 この作品はBLなんで、それらしい結末が用意されてんですが、現実にはこういう具合にはいかんだろうなあ。実際のところ、秋彦、美咲、孝浩の三人の誰が悪いわけでもないし、じゃあどうすりゃよかったんだ? ってなったら、どうすることもできないよな、と答えるしかないんですけど。
 ただまあ、偏見から始まった人間関係も、お互いを認めるとっかかりでもあれば、理解したり、ことによったら愛したりするくらいにまでは、成長できるのかも。秋彦と美咲にとっては、孝浩を大切に思っている、という、その共通の想い(種類は違うものですが)がとっかかりになったようで。
 しかし、この作品、女子はどういう見方してるのか知りませんが、上記のような感想はやっぱ異端なんでしょうか? 正直、ものすごくピントの外れたこといってるような気もするんですが、なんでしたら腐女子の方から、忌憚のない意見でもいただければ幸いです。





↑でもごめん、個人的にはウサギさんみたいな家庭教師つけられたら、とても勉強どころじゃなくなりそうな管理人に、よろしかったら拍手でも。





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