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2011.03.22 Tuesday

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スケッチブック 〜full color’s〜 Page13「ひとりぼっちの美術部」

2007.12.26 Wednesday 16:06
 もうラストか…。早いなあ…。
 ま、第2期が始まるまで「ARIA」を見ながら待ってりゃいいだけの話なんで、別にどうってこたなかですけどね(断言)。

 最終回になって新キャラ登場かと思ったら、実は既出だったんすね…。かつて、ここまでないがしろにされた能登キャラがあったでしょうか? ほんとに2期でもつくらないと報われない話ですわ。

空閑「不思議ね。わたしがいなくても、誰がいなくても、この部屋はいつもの美術室なのね」

 以前のエピソードの感想で、“通り過ぎるもの”が頻出する、ってなことをいったと思うんですが、今回はそれがより、顕著に表に出てたように思えます。
 今まで存在感まるでなかった大庭先輩も含めて、みんなで楽しく過ごした翌日には、美術室には空ひとりきりしかいないという…そして彼女の前に美術部員たちが次々現れては次々通り過ぎていってしまうという…昨日三分咲きだった桜が今日にはもう満開なように、人よりスローペースな空だって、いずれは女の子から一人前の女になるわけで。ってことは、“昨日”は“今日”と同じ時間ではなく、確実に通り過ぎていって二度と戻らないっちゅーことですな。
 昨日いっしょにいた友達と、今日またいっしょにいられるとは限らない…どころか、いずれは親しい人たちと別れなければならないときがくる、ってのは、人生においての悲しい現実ですけど、もっと悲しく、残酷なことには、その、親しく大切だった人たちのことさえ、今という時間の慌しさに押し切られるまま、忘却してしまうことがある、ということでしょうか。そうしてふと、あるとき僕らは呟くわけです。
「こんなになにもかも変わってしまうのだったら、もっと深く記憶に刻みつけておくのだった」
 と。
 親しい時間、親しい人々、親しい関係や環境をいつまでも今に留めておけたらいいと思うけれど、実際にはそれは不可能で、だから僕らにできることといったら、傍から飛び去っていく時間を、できる限り記憶の中で色褪せないもの、鮮やかに心に浮かび上がるものとして、彩りを加えることだけでしょう。
 “今”をスケッチブックに描き留めようとしてできずにいた空が、みなもが撮った部員たちの写真をキャンバスに描き、そして春日野先生によれば珍しくその絵に色を加えたことで、彼女なりに“今”の留め方を知った、ということなのかも…いや、留めるってのはちょっと違うか。通り過ぎていくものを通り過ぎていくものとして受け止めた上で、“通り過ぎていくからこそ”、それを鮮やかに輝かせようという気持ちになった、ってののほうが近いか。
 学校の帰りに、夏海と葉月と偶然出会ったものの、自分に気づかず通り過ぎようとした彼女らを、無口な空が大声を上げて呼び止めたとき、時間はほんのちょっとだけ彼女のペースに合わせて、立ち止まってくれました。その後喫茶店で、店員のお姉さんに自分の名前をいったときにも、空の時間は少しですが、鮮やかさを増したでしょう。後になって思い返したとき、そうした些細な出来事が、なぜか切ないほどに貴重でかけがえのないもののように思えたりもするもんですが、実際にそれはそうなんでしょう。
 すべての通り過ぎていくものは美しく、そしてそれを、もっと美しくすることが僕らはできるわけです。ときとしてそれに気づくのが遅すぎたり、ただぼんやりと、通り過ぎていくままに任せてしまったりするってだけの話で。
 マイペースもいいけれど、ほんのちょっとだけ“今”を焦ってみるのも、いいかもしれません。

 しかし、こんなに個人的な感傷を掘り起こされるアニメ作品に出くわしたのは、今までなかったといっていいくらいだなあ…。
 なんつってもピンポイントで自分の故郷が舞台だってのが、あまりに卑怯すぎます。まあ、これで出来がひどかったら目も当てられなかったでしょうが、そこはそれ、さすがに「ARIA」スタッフだった、ってところでしょうか。
 何度も感想が書きにくいだとか、書くことがないだとかいってましたが、それはまさに、
「考えるな。感じろ」
 って作品だったからで。最終回までつき合っといてこんなこというのもなんですが、正直僕の感想記事なんて、蛇足もいいところだったでしょう。この作品は本来は、おりこうぶった理屈なんぞ必要なくて、ただ、描き出されるものをそのまま心に吸い込ませるのが、正しい鑑賞法だったのではないかな、と思います。
 平地芳正監督以下、この作品のスタッフ一同には、ほんとにありがとうございましたというほかありません。後、個人的には空役だった花澤香菜さんの、その空気感のある声質と演技に賞賛を送りたく思います。上手な役者さんというわけではないですが、ティピカルな“声優演技”とはまた一味違ったその個性は、とても貴重なものに感じられます。変に染まらずに今のままでいてほしいなあ。ぶっちゃけ空はもう、彼女以外のキャスティングは考えられませんし。
 重ねてスタッフの皆様に感謝を。そして僕の拙い記事を読んでくださった皆様にも当然感謝を。
 お互いの通り過ぎていく時間とともに、ひとまずのお別れを…。






↑つまり露骨に第2期を期待してるってことですが…いや、ほんとお願いしますよスタッフの皆様、とか思ってる管理人に、どうぞ拍手でも。





スケッチブック 〜full color’s〜 | comments(2) | trackbacks(14)

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2011.03.22 Tuesday 16:06
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コメント

こんにちは〜
スケブ13話&コゼット51話とにTB弾かれちゃいました…
無念。ということでコメントにしました。スケッチブックは是非2期をやってほしいですね。復活名作劇場は休みなし52回きっちり放映してくれて溜飲が下がりました(以前の後期作品の扱いがひどかったので)。
| のらりんはうす | 2007/12/27 5:41 AM |
のらりんはうすさん。こんばんは。
ありゃりゃ、TB弾かれちゃいましたか。
まったくもって失礼いたしました。これに懲りずによろしければ今後ともどうぞご贔屓に。

「スケッチブック」は最終話で新キャラ…じゃなくて、一応前からちゃんと出てたんでしたが、まあとにかく目新しげなキャラ出してくるところからして、スタッフは2期つくる気満々と見ました。ええ、期待値込みですが。
復活名作劇場はBS放送ということもあって、野球中継や放送局の編成の都合による放映中止がない分、安心して見れますね。
感想記事にするかどうかはまだ未定ですが、来年の「ポルフィ」も視聴対象には入れております。
後期作品で扱いのひどかったのって、「家なき子レミ」でしょうか? まあ、確かにあれはねえ…。
そういや「ラッシー」も打ち切りでしたし、あの頃は名劇ファンには、ちょっとつらい時期ではありましたね…。
| memento | 2007/12/28 2:42 AM |

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