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東京魔人學園剣風帖 龍龍 宿星編玄武之章「渦王須」

2007.09.14 Friday 18:52
 遅れをとり戻そうと、怒涛の勢いで更新をつづける自分が自分で心配です。はい、本日も二回更新させていただきますよ。

 前回感想で龍麻の両親を襲った悲劇は、基本的には龍麻の宿命とは関係なく、誰にでも起こり得ることだ、といいましたけど、ほんとの本当に関係なかったんすね…。
 いやでも、むしろ関係ないからよけいに恐ろしいというか、ぶっちゃけ原作じゃ活躍なんてほぼ皆無だった渦王須の、アニメにおけるこの胸糞悪くなるような空虚な邪悪っぷりには、それが時代性も合わせてリアルに感じられるために、なんかもう凍りつくような恐怖を感じますわ。スケールの大小はあれ、こういうやつってきっと現実にもいるんだろうなあ…。他人の命はおろか、自分の命にさえ無関心なやつって。神戸の連続児童殺傷事件の犯人のAとか、宅間守とか。
 「外法編」のラスボス九角が、やってることの悪辣さの割りに憎めんというか、憎いとか怖いとかの感情よりも、その内面の悲しみのほうを強く印象づけられるのは、やつが鬼になった原因として、今回の龍麻を見舞った悲劇と、ほぼ同じものがあったからでしょう。
 つーことはだ、龍麻にとっちゃ今回のお話は、九角のごとく鬼になるかならないかギリギリの瀬戸際に立たされたエピソードだったってことか。醍醐もその点じゃ過去に似た経験があるし、つまるところ九角と龍麻たちとの間には、それほど確たる境界なんてなかったんじゃないかという気がします。“鬼”という語はもともとは“怨(オン)”という語から発したもんだって聞いたことがありますけど、怨念とか憎悪とかは非常に人間的な感情だもんな。
 九角もそうだったし龍麻もそうだったけど、誰かに対する愛が深ければ、それを奪われたときの憎しみも深くなるのは当然で、だから豊かな愛情持ってる人間のほうが、鬼に変化しやすいといえるのかも。その意味じゃ渦王須こと龍治くんは、絶対に鬼にはならん人でしょう。愛にしろ憎しみにしろ心がないから。
 あーしかし、もうこのアニメ、「魔人学園」ってタイトルはあんましふさわしくないんじゃ? “魔人”なんて呼ばれる超能力高校生たちの、鬼だの宿星だのが絡んだ超常的お話というより、まったくもって普通の人間たちの、きわめて人間的な感情の物語になってるわ。
 その証拠に“力”の上では常人を超えてる主人公の龍麻を、もっとも追い詰めたのが、鬼でもなく同じ“力”を持った者でもなく、ごく普通の(龍治の人を操る力はたぶん、柳生に与えられたもんでしょう)人間…しかも、肉体的にはハンディキャップを負った人間だってのがね…たぶんスタッフにそういう意図はないんだと思いますが、見方によっては原作に対する悪意のようなものも、感じられなくもなかったり。
「俺たちゃ超能力者のドンパチじゃなくて、“人間”の話がやりたいんだよ」
 みたいな。

 しかし、だとすると、すでにこのお話において、ある意味最強のラスボスキャラが登場してしまった後で、今後スタッフがどうするつもりなのかが非常に気になります。
 その行動に確たる目的も感情もない…その名の通り、混沌を生み出すことだけが動機みたいな、“究極の悪”を先に出しちゃったら、柳生の立場はどうなるんだ? と。この龍治を上回るような“悪”を提示して見せるのって、僕には相当難儀な気がするんですけど。
 あるいはマリィがあれだけ懐いてたところ見ると、これまで予想されたイメージに反して、実はむちゃくちゃ人間的に魅力的な、いい人って可能性もあるな…。主人公たちが最後に戦う相手がいい人ってのは、確かに斬新かも…。

 さてと、この「龍龍」をここまで視聴し、監督の“オナニー作品”だなどとの批判の声に対しては、わざわざ一本記事を設けて反論した僕から、ここらで“勝利宣言”をさせていただきます。
「ほら見ろ、やっぱり俺の目に狂いはなかった!」
 …や、このエピソード見たらね、ついそういうこともいいたくなっちゃったのよ。確かにもう「魔人学園」じゃないかもしれないけど…その意味じゃ“オナニー作品”であることには変わりがないのかもしれないけど…一本のアニメ作品として、じゅうぶんに見応えのある良作であるのではないかと。ひょっとして、この後壮大にぶち壊されていくのかもしれませんが、なに、もともと無理のある“ゲーム原作アニメ”の中じゃ、ここまででも上出来の部類でしょう。
 でも、ここからさらにスタッフの気合入ったお話見せてくれるんなら、期待させていただきますよ。つか、とりあえずあの龍治くんをどうにかしてくれ。やつみたいな存在は不安でしょうがないっすから。





↑とはいえ残り話数的に、アランなんかは出てきただけで放置状態になりそうな気も、正直しないではない管理人に拍手でも。





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