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レ・ミゼラブル 少女コゼット 第28話「拾われた手紙」

2007.07.17 Tuesday 01:49
「わたし、お父さんに叱られるの嫌だよ?」
「姉さんが落としたことにしてよね」

 絶望した! アゼルマの予想に違わない駄目女っぷりに絶望した!!

 …ごめん。いいたかっただけです。アニメの「絶望先生」も面白いっすね。レマン湖ネタとか(中学生かよ)。

 ところで、エポニーヌ経由でテナルディエからマリウスへ渡された金の無心の手紙ですが、
「娘は、あなた様のご好意を期待してお待ちしております」
 って…おまえ、マジ下種野郎だな親父! この番組のターゲットたる健全なお子様たちが、この場面見て、
「パパママ、これってどういうこと?」
 って、純真な瞳をキラキラさせながら、世のお父様お母様に訊いたらどうするつもりだよ!? つか、そんな微妙ないい回しにいちいち反応する俺は、マジ思春期まっさかりの中学生じゃねーか。いや、なにしろそのくだりのテナ公のいい方が、あまりにいやらしかったので。
 後、
「本だわ。わたし、字が読めるのよ」
 と無邪気にいうエポとは対照的に、手紙読んだ後で呆然と彼女を見るマリウスの表情から、スタッフがいかにもそういうニュアンス狙ってるのがひしひしと感じられるので。見た目の印象と違って、えらいアダルトな作品でございますな。
 それはいいとしてテナルディエは、とうとうマリウスをカモと見定めて、上の娘を有効活用する策に出たわけですが、立派な巨乳ロリに成長してる下の娘も手札に加えないのは、いささか片手落ちというべきではないでしょうか? ま、どっちにしろ、今のマリは妄想彼女ユルシュルのことで頭がいっぱいで、三次元の女には興味がないんですが…このアニメってほんとに子供向けか?

 しかし今回は親父独壇場って感じの回でした。
 アゼルマ使ってヴァルジャンの慈善精神刺激させた後、より貧乏人に見せるための演出を家族に強要する場面では、マジで気分が悪くなりそうになったり。あの馬鹿親父に幼いアゼルマや自我の弱そうなおかみはともかく、気丈なエポまでなんでいいなりになってんだ? って疑問も、ここでのなんともいいしれん、やつの狂気じみた気迫を見れば、なんとなく納得できてしまいます。そんで、リアルにこんな家庭は嫌だ、と鬱な気分にさせてもくれます。
 悪党としちゃ小者といっていいのに、このテナルディエが、ここ最近のアニメ作品の登場人物の中でも珍しいほど、悪一色で同情の余地ナッシングなキャラとして強烈に印象づけられるのは、こういう駄目人間が及ぼす周囲への被害に対して、嫌になるくらいのリアルさを感じてしまうからでしょうか。
 大抵のフィクションにおける“悪”って、なんか一点魅力的なもんなんですよね。
 「攻殻機動隊2nd」のDVD特典のインタビューで、ゴーダ役を演った西田健さんがいってたことなんですが、大抵の人は他人に嫌われたくない、好かれたいっていう、いってみれば女々しい感情を持っていて、しかし悪党はそんな感情なしに、自分の欲望に忠実に、やりたいことをやり、いいたいことをいうと。そして、悪役を演じる気持ちよさとは、そういうキャラを通じて、自分の普段抑えつけている本音の部分を、ぶちまけられるところにあると。
 これはたぶん、見てる側にとってもある程度同じじゃないでしょうか。正義の味方って、僕らが生きていく上で、ときに重荷とも感じている、社会の掟だとか、モラルだとか、常識だとか、他人の思惑だとかに、あくまで縛られる存在なのに対して、悪人のほうは、そんなもの屁とも思わない自由な存在であり、そこに僕らは不謹慎ながらも魅力を感じてしまうわけで。
 が、テナルディエには、そうした悪の魅力っつーもんも感じられない、いかにもみみっちいキャラで、きっとそれは、彼程度の悪なら日常にゴロゴロしてるって僕らが知っているからじゃないかなと。やつには悪の自由さといった魅力ではなく、むしろ社会に束縛される犠牲者的なニュアンスと閉塞感を、視聴者に感じさせるものがあって。つまりある意味、テナルディエって、僕らに近すぎる存在なんですよ。
「まかり間違っていたら俺も、あんなふうになってたかもしれない」
 って、見る人が見たら思いかねないリアルさが、彼にはあるわけですけど、フィクション中で自分に似通った、それもネガティヴな部分が似通ったキャラを見たら、そら、ほとんどの人は引いてしまうもんだと思います。テナルディエは、架空のキャラとしての悪の魅力ではなく、等身大の悪のリアリティを体現してるキャラであり、その意味じゃ実に“恐ろしい”キャラじゃないかなと思います。

 で、そのテナ公の張った罠の中に、みすみすジャン・ヴァルジャンとコゼットは飛び込んでいったわけですが…普通なら単に金を騙しとられる程度のことですむんでしょうけど、以前にテナのやつヴァルジャンに関して、あいつに借りを返させる、みたいなこといってたしなあ。しかも次回予告見たら、どうやら先に相手のこと気づくの、テナのほうみたいだし。
 マリウス、なんとかしろよ。ここでユルシュル(コゼット)の前でいいとこ見せとかないと再アプローチの機会逃がすかもしれんぞ。
 つか、ここで活躍しなかったら彼、視聴者的にも“へタレのマリウス”な印象が確定的になってしまうと思うんですけど…。





↑てか、素手で窓ガラス割らせんなよ、椅子とか使えよ、と全国一千万(そんなにいるのか?)視聴者といっしょになってつっこんでた管理人に、よろしかったら拍手でも。





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2011.03.22 Tuesday 01:49
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コメント

初めまして。

>アゼルマ使ってヴァルジャンの慈善精神刺激させた後、より貧乏人に見せるための演出を家族に強要する場面では、マジで気分が悪くなりそうになったり。
>あの馬鹿親父に幼いアゼルマや自我の弱そうなおかみはともかく、気丈なエポまでなんでいいなりになってんだ? って疑問も、
>ここでのなんともいいしれん、やつの狂気じみた気迫を見れば、なんとなく納得できてしまいます。
>そんで、リアルにこんな家庭は嫌だ、と鬱な気分にさせてもくれます。

尼崎の角田美代子を連想させます。
サイコパスっていうんでしょうか?

北九州監禁殺人事件の松永太といい、こういう人物は現代日本でも健在です。

| 河豚 | 2012/12/19 1:09 PM |

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