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ロミオ×ジュリエット 第15幕「自我〜進むべく道〜」

2007.07.13 Friday 06:14
 なんとなくサブタイは文法的に間違ってる気がする第15話。
 鉱山労働者の男ども相手に肉体を駆使し息を喘がせ、大量の体液(汗のことです。念のため)を分泌させるロミオにも、ついにジュリエット以外の人物とのフラグが成立しました。いやいや、実にめでたいエピソードで。

 しかしハーマイ鬼、君にはがっかりだよ。
 第13話でジュリに対面して、いっぱしの嫌味なライバル・キャラっぷり見せつけてくれるかと思いきや、あっさりいい負かされた上に哀れみの言葉かけられたり、今回もロミのいない間に彼の部屋に忍び込んで、室内に大量の薔薇飾ろうっつー、一人暮らしの男が留守中誰かにそんなことされたら、マジで引越し考えかねない危険な大技繰り出そうとしつつ、花瓶に生けてあるアイリスを見て、結局それ握り潰しただけでへたり込んじまったり。
 “主人公の婚約者”という、立ち位置的にはおいしいキャラにも関わらず、どうにもこうにもジュリの対抗馬になりきれん悲哀が漂います。わかってんだろうな? 君のこれからの活躍は、清姫的暗黒キャラの方向にしかないんだからな? そんなヘナヘナっぷりじゃ先が思いやられるよ、まったく。

 さて、相変わらず不思議少女オフィーリアのいうことは電波すぎてよくわからないんですが、とりあえずエスカラスの力がネオ・ヴェローナとその周辺一帯に地震を引き起こしたことが、ジュリのキャピュレットの血筋ゆえのことであるなら、まったくもって迷惑千万な血筋といわねばなりません。
 将来彼女がロミと結婚した場合、ギリシア神話のゼウスとヘラのごとく、夫婦喧嘩のたびに災害発生したりするんでしょうか? 絶対ロミ、浮気なんかできねーな。一目惚れも結構ですが、結婚はよくよく考えたほうがいいっすよ。余計なお世話ですが。
 まあ、ロミが監督やってる、遠く離れたなんとか鉱山にまで崩落引き起こしたのも、このエスカラスの樹に共鳴した、ジュリエットの思念のためだってんなら、彼女の想い人への並々ならぬ執念には脱帽です。今は離れているロミオに対しての、
「逃〜が〜さ〜な〜い〜わ〜よ〜」
 って、そんな執着を感じてしまうのは僕だけでしょうか。僕だけでしょうね。で、ジュリの懸念(?)通りそのロミ公は、彼女がいないのいいことに、ジョバンニなんて野郎とフラグ立ててますし。
 前回感想でこの作品が、ひょっとして女性視聴者向けじゃないか、と予想したことに関して、実に嫌な具合に的中しつつある気がして、そこはかとなく不安を感じます。だから女囚物にしようっていったのに…。

 しかし逃避行以後、僕はてっきりロミオとジュリエットの二人は、彼らの責任放棄の代償に現実の厳しさを突きつけられ、それぞれの家と血筋、立場によるしがらみを痛感する、っていう、いささか重い展開が用意されてると思ってたんですが。
 今話とか、むしろ非常に前向きな明るいエピソードで、これでロミオが、初めて彼の権力基盤である民衆の支持をとりつけ、親父の大公に対抗(突っ込みたい人はどうぞご自由に)できる足がかりを得た、って感じですし。
 いや、ま、今回のエピソードに限っていうなら、非常によかったです。ただし、もうちょっとスタッフは、ロミオとジュリエットの二人を苦境に追い込むのかと思っていたので、その点でいったら当てが外れたんですが。まあ、それは僕が勝手に期待してただけのことなんで。
 ただ、勝手なことをもうちょっとばっかし述べさせてもらうなら、前回ロミオが鉱山赴任してきて、今回ラストで、もうそこの労働者たちの信頼とりつけちゃうってスピード展開には、いささかトントン拍子すぎる感もしてしまいます。今の視聴者ってスピーディーな展開に慣れてるし、ストレス与えられること自体にあんまし耐性ないから、これはこれで正解なのかもしれませんが、僕なんかはもったいないなあ、って気がしてしまって。
 いやね、別にマジでおかま掘られろとはいいませんけど、もっともっとロミオを苦しめてもよかったんじゃないかと。そのほうがメロドラマ的には、おいしくなってたんじゃないかと。実際、ジュリエットのほうは、仇敵の息子に恋してしまったことへの心理的葛藤に、いつのまにやらケリつけてしまってるようで、その辺り、悲恋物語のうまみを堪能できなかったきらいがあるので。
 あるいは、ひょっとしたら、この「ロミ×ジュリ」って、ロミオとジュリエットの恋自体には、あんまし重点置いていない作品だったりするのかもしれません。とはいえ、それでも僕は個人的要望として、
「二人の恋を、もう少しおいしく見せてほしい」
 って思ってたりするわけでして。ぶっちゃけ今のままだと、非常に“楽に”見れてしまうんですよね。お話の展開的にも感情描写的にも、二人の恋のどうにもならなさ、先行きの見えなさに、僕ら視聴者が悶々とし歯軋りする、って部分がないために、後々訪れるであろうカタルシスも、ちゃんとカタルシスとして機能するんだろうか? と、今からちょい不安を覚えてしまったり。
 だから、ってわけでもないんですけど、ジュリの出番がほとんどない今話、単純にロミが鉱山労働者たちの間に信頼を勝ち得ていく“上昇ストーリー”としてなら、実に楽しく見れました。しかしこうなってくるともう、この作品には悲劇の結末は似合わないっすね。悲劇になったら、そっちのほうが不自然に感じられそうです。
「本当に二人は(生きて)結ばれるのだろうか?」
 っていうような、ハラハラドキドキ感は雲散霧消して、
「どうやってモンタギュー大公を二人が打倒し、結ばれるのか?」
 っていう、原作「ロミオとジュリエット」の主題からはかけ離れた方向へ、視聴者の興味もシフトしてるような気がします。これがスタッフの計算の結果ならいいんですが。

 つかこのアニメ、「ロミオとジュリエット」である必然性すでにねーですな。“対立する陣営にある男女の恋”っていう、基本軸がもはや実質とっ払われてますし。
 主役二人の恋の最大の障害にして共通の敵、ラスボスキャラたるモンタギューを倒すのが、話数的に見てもこのシリーズの締めになるんでしょう。とするとごく普通の、定番的エンターテイメントのフォーマットです。
 別に原作から離れること自体は一向に構いません。けど、これは離れるとかいうレベルじゃないような…原作から登場人物の名前借りてるだけ、って感じだよなあ…。狂言回し的に登場する原作者のウィリーは、そうなるといささかとってつけたような印象になるかもしれません。

 できればもうちょこっとだけ悲劇色加えて、こちらの気をもたせてほしい、ってのが、この作品に対する今の僕の感想ですけど、視聴切ろうってほどひどくはないんで、このままでもまあいいかな…。てか、これ切ったら、「龍龍」第二部が始まるまで、「コゼット」一本だけになっちゃうんで。
 スタッフの皆様、どうか頑張ってください。





↑次回、ハーマイオニは本格的に黒化するのか、それともやっぱり肝心なところでへタレてしまうのか…きっと後者なんだろうなあ、と予想する管理人に拍手でもどうぞ。





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