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2011.03.22 Tuesday

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英國戀物語エマ 第二幕 最終章「花」

2007.07.06 Friday 18:34
 ということで最終話です。
 前回感想でいった、この「エマ」第二期が、もともと第一期で決着のつかなかった、エマとウィリアムの恋の決着をつけるために始められたシリーズだ、という僕の推測が正しかったとすれば、これは申し分のない綺麗な終わり方だといえるんじゃないでしょうか。

 ぎりぎりまで金策に駆け回るウィリアムに、最終的に手を差し伸べたのは、第8話で登場のジェドバラ−卿でした。あの紳士は、なんかしら結末辺りの伏線として登場したんだろうなあ、とは予想してたものの、こういうかたちでの再登場とは思ってませんでした。伏線の張り方及びその回収の仕方ってことでいうなら、正直そううまいってほどでもないんですが、でもそこから、この第二期で今いち活躍の少なかったハキムに花を持たせてる辺り、なかなかにくいっすね。
 ぶっちゃけ、もうあんましいうこともないんですが、前シリーズのラストと意識的に対比させた描写…特にクリスタル・パレスへと急ぐエマが、乗り合い馬車を追いかける場面での、一期ラストで列車を追いかけるウィリアムのシーンを挿入させた辺りなど、一期から今までの物語を振り返って、
「ああ、やっと二人はここまできたんだな」
 と、感慨を覚えずにはいられませんでした。つか、エマさん俊足すぎ。つくづくメイドなんかにしとくには惜しい人材ですな。
 今回の話を見るに、こういう具合に視聴者が、主役二人の心情に自分自身の心情も重ねて、恋心の高揚を追体験できるような展開や描写が、もうちょっと早い段階で見られたら、と惜しまれてなりません。けど、単純に二人が幸せになればそれでいいというのでもなく、クラスという越えがたい障壁を越えて結ばれる物語である以上、“恋愛の痛み”をしっかり描いとく必要があったのは確かでしょう。
 そのことと、やはり1クールという尺からくる制約のためか、内容的には一部視聴者に、いろいろとフラストレーションを与えるものになってた点は否めないところです。
 とはいえ、たぶん製作側の意図とは外れてたんでしょうが、僕なんかはそのフラストレーションの部分…社会的に認められない恋を貫く主役二人が、そのために、恋愛に伴うエゴイズムを剥き出しにせざるを得ない、って部分に、第二シリーズにおけるユニークさを感じてもいたわけで。んで、最後までその意味ではウィリアムがエマより、主役として重要な位置に立ってたと思うんですけど、彼のその、“自分なりのエゴの通し方”ってところに、僕は非常に共感を覚えました。まあね、彼も途中いろいろとありましたが、立派な男になりましたよ。いや、もう“漢”っていったほうがふさわしいくらいに。あのリチャードですら認めるほどですし。

 ま、なんだかんだ文句もありましたけど、最終回まで楽しませてくれたスタッフ一同には感謝の念にたえません。どうもありがとうございました。
 小林常夫監督の次回作に期待しております。





↑で、その次回作には「シャーリー」を…とか、節操なく思ってる管理人に、よろしかったら拍手をいただけますかな紳士&淑女。





英國戀物語エマ 第二幕 | comments(6) | trackbacks(2)

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2011.03.22 Tuesday 18:34
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コメント

ロミジュリもTBありがとうございます。
>恋愛に伴うエゴイズムを剥き出しにせざるを得ない

 ロミジュリにはこれが無さそうです。家を飛び出しても実名を名乗って捕まるし〈笑)。悲劇にしてもハッピーENDにしてもエゴイズムの抵抗が無いと盛り上がらないです。

 声優陣は文句無く良かったですが。
| ねねむ唐象 | 2007/07/07 12:30 AM |
ねねむ唐象さん。初めまして。コメントとTBありがとうございます。

まあ、「ロミ×ジュリ」は正面から恋愛を描いた作品というより、恋愛物の古典をベースにした、エンターテイメントって感じですからね。
そういう作品では、むしろあんまりシリアスに恋愛を描くと、視聴者が引いちゃうのかもしれません。
実際、「エマ」でも引いてしまった人いたようですし。

もっとも、本音をいうと僕も、最近「ロミ×ジュリ」には今いち盛り上がれないんですが。
| memento | 2007/07/07 10:25 PM |
どうも、初めまして 実は第一期から拝見し、ラジオも拝聴しておりました。ウィリアムは前作より、大人にいや・・男前に成長したと思います。 父親も「息子を誇りに思う」と言っていましたしね。あの子爵に今まで名誉や地位等で、逆らえなかった筈が、丸く成りました・・あれ程の偉業を努力で勝ち取った・・ウィリアムを見直した訳ですしね 散々猛反対して居た兄弟も(二男は冷静に判断)親友も流石です。
その後、結婚した二人の間に子供達が幸せそうに遊んでいました。では!
| 理想の貴族 | 2007/07/19 12:22 AM |
理想の貴族さん。初めまして。コメントをありがとうございます。

「エマ放送協會」は、僕も第一幕のときにちょこっとだけ聴いたことがあります。「エマ」との関連うんぬんというより、もっぱら大原さんの常籐さんいじりが面白くて聴いてたんですが。
常籐さん今どうしてんでしょうねえ…。

ウィリアムは最終回では立派な男前になってましたね。
友人のロバートやライオネルも、彼らの立場上ウィルと同じようにやるわけにはいかないながらも、実は普段から、社交界の慣行やら伝統やらに、思うところがあったんじゃないでしょうか。彼らは若いですし。本音の部分では、ウィルが名門貴族との縁談を蹴って、メイドとの恋に走ったことに、不謹慎ながら喝采を送りたい気持ちがあったんじゃないかな、と僕は思ってるんですが。
「年寄りのつくった掟にいつまでも縛られてたまるか」
みたいな。まあだからウィルは、若い世代の“代理戦争”をやっていた、ってところでしょうか。

リチャードの若かった頃には、たぶんウィルと同じようにはなかなかいかなかったでしょうし、最終的に彼が息子を認め、誇りに思う心情にまで至ったことも、自分では成し得なかったことを息子がやった、という思いと、(新興階級として)時代の変化を感じとったことの結果があったのではないかな、と思います。
最終回での子爵と対面する場面では、今の社交界の伝統もそう長いことはない、みたいなことを彼はいってましたしね。

エマも最後には幸せになりましたし(彼女の生い立ち考えたら、これは結構カタルシス大きい結果ですな)、なんだかんだでいい第二シリーズでした。
彼女の四人の子供たちの名前が激しく気になるところです…“ケリー”は必ずいると思うんですけど。

今後ともよろしければどうぞご贔屓に。それでは。
| memento | 2007/07/20 9:17 PM |
ハンス・・・
|   | 2008/06/05 11:32 AM |
>ハンス・・・

ハンス「エレノアと違って、俺のフォローは最後までなしか…(嘆息)」
| memento | 2008/06/06 7:07 PM |

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英國戀物語エマ 第二幕 第十二章「花」(最終回)

よりによって約束の日に火事が起きるメルダース家。 3号の疑問は大きく外れて、火事の原因は暖炉の中に入っていた不純物。 ココでハンスが犯人だったら、この話は最終回じゃなくて第三幕への踏み台になりますからね;良かったです(苦笑 火事を必死に消そうと、メ
| パプリカさん家のアニメ亭 | 2007/07/06 7:39 PM |

英國戀物語エマ 日英文化交流のアニメ也

最終章「花」 やはりスズランであった(笑)。 そして、これ以外有り得ない結末であります(喜)。
| Fere libenter homines id quod volunt credunt | 2007/07/07 12:23 AM |