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英國戀物語エマ 第二幕 第十章「窓辺」

2007.06.22 Friday 23:00
 ウィリアムを忘れるために俺を利用しろ、とエマにいうハンスを見て、こりゃ女にもてんわけだと納得いたしました。あのもみ上げの長さと無骨な性格はともかく、んな自ら二番手宣言をしてしまう辺りで、どうにもこうにも対女性アピール面における不手際を感じざるを得ません。
 女にとっちゃ、“寂しいときに利用できる便利な男”で、本命にはなれんタイプだよなあ、彼…。

 考えてみたらエレノアとの婚約破棄も、それに伴う社交界におけるスキャンダルも不都合も、ウィリアムにとってはすべてエマとの結婚を前提にした上でのものなんだよなあ。前回ラストでプロポーズして、今回のラストではOKならクリスタル・パレスの噴水前にきてください、と告げたウィルですが、ひょっとして彼女がこなかったらどうするつもりなんだ? もしかしなくてもすげーかっこ悪いことにならんか?
 しかもエマのほうは、前回辺りからメルダース家に自分の居場所を見つけて、そこに腰を落ち着けようと決めた矢先だったから、ある意味じゃウィルからの熱烈プロポーズも、迷惑だったりするかもしれんわけで。実際身分相応に使用人としての生き方を選んで、それに満足を得られるのであれば、上流階級社会のさらし者にされるリスクを冒してまで、恋に生きる理由はさほどないのかもしれません。
「しかしエマは嫌がっているようですし」
「本当にそう思っていっているの?」
 という、ドロテアとミセス・ヴィークとの会話を聞いてて、実のところ本当に本気で彼女嫌がってんじゃないか? とか考えニヤニヤしてしまいました。恋にはタイミングがすべてって場合が、往々にしてあるもんで。

 正直この「エマ」第二期は、第一期に較べれば、今のところ僕の評価は低いところに位置づけられざるを得ないんですけど、それこそ第一期ラストが大方の視聴者の予想を裏切って、悲恋エンドで終わったみたいに、この第二期も結局クリスタル・パレスにエマはきませんでした、なんて終わり方したら、僕的な評価はこれまでの作品上の様々な欠点なんか、簡単に洗い流してくれるくらいのものになるでしょう。ま、だとしても、たぶんにイロモノ的評価になっちまいますが。
 それから、告白のためにどこそこにきてください、って、「ときメモ」かよ!? とか個人的には思ってしまいました。なんかそう考えたら、邪魔な婚約者につきまとわれたり、家族からの非難やスキャンダルに耐えたりといった、ウィリアムのこれまでの試練も、つまるところ無事告白エンドを迎えるためのパラメーター上げだったっつーことか?
 んでもそれでいろいろ頑張った挙句に、結果ごめんなさいされたら、まったくもって大笑いですな。いや、ウィル的には笑い事じゃないですが、しかし、万が一そんなことになったりでもすれば、間違いなく僕はTV画面の前で手を打って爆笑してることでしょう。そして世間一般的には失敗作の烙印を押されるであろうこの作品を、私的名作認定することでしょう。

 まあでも最終的には、エマはやっぱりあらゆるリスクを覚悟して、ウィリアムといっしょになる道を選ぶんでしょうけど。
 現実の恋愛でもそうですが、結ばれることがイコールゴールなんじゃなくて、そこからが本当の意味でのスタートだったりもするわけで。それも、必ずしも幸せに向かってのスタートじゃなかったりもするわけで。この二人にしたって、互いに望んでいっしょにあることを選んだとして、そのことを後悔するときが、将来訪れないとも限りません。しかも現状、不安材料は山ほどあるのに対して、希望的観測を裏づける要素は、二人のお互いを思う気持ちの深さ以外には、とり立ててないというのが本当のところでしょう。
 この作品のタイトルが「英國戀物語」である以上、そしてこのお話がラブロマンスである以上、“愛が万難を排する”結末に視聴者を導いていくのが、スタッフの、いってみれば作劇上の義務なのかもしれません。とはいえ、現実には生きていく上での困難と愛とを量りにかけた結果、生きやすい選択をする生き方だってあるわけでして。だからこそ恋愛はエゴイズムと無関係ではいられないんですが。
 今話のウィルのプロポーズに対するエマの逡巡っぷりを見ていると、ひょっとしたら彼女の頭の中では、“戀物語”のヒロインらしくない打算でも働いているんじゃないか? とか、チラッと考えてしまいます。まあ、だからって僕はそれが悪いとも特別思わないんですけどね。いいとはいえないにしても、人間みんながみんな純粋に愛を貫けるほど強くなれるわけでも、無謀になれるわけでもないんだし、それこそ万難を引き受けてまで添い遂げるほど、ウィルって男が魅力的かっつったら、それはどうなんだ? って気もしますし。
 なんとなーく、見方によっては一人でから回ってる感もしないではないウィルと、彼からいささか距離をとって、判断を保留している感もするエマを見ていると、ああ確かに男と女ってこんな感じだよなあ、って思います。もちろん僕の見方はたぶんに悪意の混じった、ぶっちゃけ邪推って呼べる類のものではあるんですが。





↑ヴィルヘルムやモニカより、ポッと出のお隣りさんのほうが活躍してしまうのはどうなんだ? つか、いっしょにいたメイド好みだよ、とか思ったりした管理人に拍手でもどうぞ。


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