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ロミオ×ジュリエット 第10幕「泪〜貴方と逢えて〜」

2007.06.09 Saturday 19:30
「ロミオ、あなたはどうしてロミオなの?」
「おおジュリエット、それはわたしがロミ山田ではないからだよ」
                             (江口寿史「ストップ!! ひばりくん!」より)

 ↑の台詞は「ロミオ×ジュリエット」作品本編とは関係ありません(当たり前だ)。

 いよいよ決起したと思ったら、初っ端から敵の策略にはまって失敗という無残(といわざるを得んでしょう)な結果に、ジュリエットは自分を責め、んでティボルトもここは優しく慰めたりはせずに突き放します。まあそうだろうね。別に彼、ジュリとラヴラヴしたいわけじゃないだろうしね。つか、たぶんこいつ、ジュリとロミとの間に強烈にフラグ立ってること知ってるだろうし。
 前回感想でこれはお芝居なんだから、あれこれ突っ込むのは控えるべきだと主張したにも関わらず、自分でそれを裏切るようなことやっちまいますが、キャピュレット家当主の証である剣を下げたまま、街中をふらふらさ迷い歩くのはどうなんだ、ジュリ? しかも君は知らんかっただろうが、先の決起失敗の件で大公はキャピュレット派残党狩りを強化してるっつーときに。
 幸い行き倒れた先がポーシアのいる修道院だったんでことなきを得て、んで、そのおかげでまたロミとの再会を果たすことができたわけなんですが。ロミがシエロに乗って空中散歩中にばったりジュリと遭遇! 並みにリアルではあり得ん展開ですが、こうでもしない限りあの有名なバルコニーのシーンにつながんないんだから、文句をいう筋合いではありません。
 そしてそのシーンで冒頭の台詞…じゃなかった、えーととにかく「あなたはどうしてロミオなの?」の台詞をいうジュリに対し、恋に覚悟を定めた男ロミは、君のためならモンタギューの名は捨てる! と果敢に宣言します…ティボルトに抱きしめられてた件、問いつめなくていいのか?
 ここからもしかして、二人で恋の逃避行ってことになるんでしょうか? そしてそれがまた、さらなる悲劇を生んで、二人は結局もとのモンタギューとキャピュレットという、家のしがらみの中での生き方しか選べないことを痛感するって展開になる? なにしろ空中浮遊都市でのお話だから、逃げるったって逃げ場所なんかないだろうし、そんなことすりゃそれこそティボルト辺りがジュリを捕まえにくるだろうしなあ。

 実のところバルコニーの場面で、ロミオが原作通りにモンタギューの名を捨てる、といったことに、僕はちょこっとがっくりきてしまいました。や、こういう物語なんだから、いつかはその台詞を彼が吐かなくちゃいけないのはわかってるんですけど、もうちょっと彼の一族に対する責任感ってのを、視聴者に見せてからいってほしかったかな、と。そういうふうに感じるのって僕だけかなあ?
 あそこでジュリのために名前を捨てると宣言するロミオのほうが、観客受けするのは確かだし、二人の恋を応援する立場からすれば、それこそ待っていた台詞なんでしょう。けど、僕としてはそこで躊躇する、かっこよくないロミオのほうが見たかったわけで。
 もっとも、彼のそうした“かっこよくなさ”に説得力を持たせるためには、ジュリエット同様、彼の背負っているものの大きさ、彼が責任放棄したことで生じるだろう犠牲についても、あらかじめちゃんと描写されてなくちゃいけないんですが、そこら辺はやや描写が不十分な感は否めません。
 だから、ある意味ではこのシーンでロミオが上記のようにいうのは自然といえば自然なんでしょう。彼にとってのモンタギューとは、自分や母や国民を欺き、私欲を貪る父のことなんでしょうから。

 ってことを考えたら、ロミオにはなんか、叔父のクローディアスに憎悪をたぎらせるハムレットってイメージも出てきたな。野心のためにポーシアを悲しませ、修道院入りへ走らせたってことで、彼にとっては大公は母を奪った男なんだろうし。
 もっとも今回の大公は、同じくシェークスピア作品である「ジュリアス・シーザー」の、あの有名すぎる台詞をいってたりもするんですけど。

 モンタギュー「おまえもなのか、ロミオ…」

 モンタギュー親子の立ち位置考えたら、大公=シーザー、ロミオ=ブルータスって線も考えられるかも。んじゃ、マキューシオ=アントニーか? やっぱなんか小者臭いなあ。
 とりあえずマキューシオには、クレオパトラみたいな愛人はあてがってもらえそうにないし、原作に較べて不憫な役柄に落とされちまってる感はなきにしもあらずです。
 でもせめて、ロミや大公並みに名台詞の一つくらいは吐いてから逝けよ?





↑ま、いちいちシェークスピア作品とのアナロジーでアニメ語る必要もないんですけど、これも一つの見方ってことで。よろしければ拍手でもどうぞ。


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